自社でアフィリエイトセンターシステムを導入しようと考えているけれど、どのシステムを採用すべきなのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではおすすめの自社アフィリエイトシステム4選と、それぞれの比較ポイントをご紹介します。
カスタマイズ性や機能性、コストなど、重要な要素を考慮しながら、自社に最適なシステムを選びましょう。
このページの目次
自社アフィリエイトセンターシステムを導入するメリット
自社でアフィリエイトセンターシステムを導入すると、ASPを利用するのとは違った以下のようなメリットを得られます。
- ASPに手数料が取られない
- アフィリエイターと直接的な仕事ができる
- マーケティングの責任を持てるようになる
- マーケティングの課題が見つかる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
ASPに手数料が取られない
通常、成約が発生した際には仲介したASPに手数料として一定割合(30%程度)を支払う必要があります。
しかし、自社アフィリエイトシステムを導入することで、この手数料を支払う必要がなくなります。
その結果、手数料の分を利益に換算できるため、収益率が向上するでしょう。
また、手数料分を利益にするだけでなく、それをアフィリエイターへの還元に活用することも可能です。
手数料をアフィリエイターに還元することで、ほかの企業と報酬額の差別化を図り、提携してくれるアフィリエイターの数を増やせます。
アフィリエイターが満足する報酬体系を提供することで、良好なパートナーシップを築き、マーケティング効果を増幅させられるでしょう。
このように、自社アフィリエイトシステムによって、より効果的なマーケティング戦略を展開し、競争力を高められる効果が期待できます。
アフィリエイターと直接的な仕事ができる
ASPを経由すると、成約率の高いアフィリエイターに対して積極的な営業が行われる一方で、そのほかのアフィリエイターは後回しにされることが珍しくありません。
しかし、自社でシステムを持っていると、そのようなアフィリエイターにも直接的なコンタクトを取れます。
アフィリエイターとの個別の関係を築くことで、自社商品のプロモーションを積極的に働きかけられます。
また、自社の商品の露出が増えることで、結果的にコンバージョンにつなげやすくなるでしょう。
マーケティングの責任を持てるようになる
自社のアフィリエイトシステムを持っていない場合、ASPに広告の運用を任せがちになるでしょう。
しかし、自社でマーケティングを担当する場合、成約に結び付くための戦略や手法を考える機会が増えます。
広告の運用に自己責任を持つことで、より効果的な広告手法やマーケティングの方向性を見出せます。
マーケティングの課題が見つかる
マーケティング戦略を積極的に考えることで、自社の弱みやアピールポイントを把握できます。
その結果、効果的なマーケティング施策に取組め、成果をより一層向上させられる可能性があるでしょう。
また、自社でアフィリエイトシステムを持っていると、上位のアフィリエイターと直接的なコミュニケーションを図る機会が増えます。
上位アフィリエイターは広告やマーケティングに詳しく、貴重な意見やフィードバックを提供してくれるかもしれません。
直接的な関係構築により、マーケティング戦略の改善や効果的な施策の実施に役立つ情報を得られるでしょう。
【比較】おすすめのアフィリエイトセンターシステム4つ
自社アフィリエイトを導入するにあたって、おすすめのアフィリエイトセンターシステムは以下の4つです。
- MyASP
- アフィリコード・システム
- アフィリエイトアド
- アフィリエイトシステムPRO2
それぞれの特徴や費用を比較してみましょう。
MyASP
MyASP(マイスピー)はマーケティングに必要な機能がふんだんに使えるツールで、主にメルマガの配信を中心としています。
アフィリエイトセンターシステムが使えるスタンダードプランなら、月額で11,000円(税込み)からとほかのアフィリエイトシステムと比較しても、安価でコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
しかし、使える機能は最小限のため、大規模なアフィリエイトシステムを構築したい場合には適さないでしょう。
そのため、小規模で必要最低限の機能が使えれば良いという方におすすめです。
プラン | 初期費用(税込み) | 月額(税込み) |
---|---|---|
ビギナープラン | 無料 | 3,300円 |
パーソナルプラン | 6,600円 | |
スタンダードプラン | 11,000円 | |
マッハプラン | 33,000円 |
アフィリコード・システム
アフィリコード・システムはASP事業に参戦を考えている方におすすめのアフィリエイトセンターシステムです。
機能面がかなり充実しており、アフィリコード・システムを導入していればASPの運営に困ることはありません。
しかし、小規模での運営を考えている場合はここまで充実した機能は必要ないため、コスト面と相談するようにしましょう。
プラン | 初期費用(税込み) | 月額(税込み) |
---|---|---|
ライトプラン | 無料 | 44,000円 |
スタンダードプラン | 66,000円 | 88,000円 |
ビジネスプラン | 132,000円 | |
プロプラン | 個別対応 | 相談 |
アフィリエイトアド
アフィリエイトアドは、アフィリコード・システム同様ASPに本格参戦を目論んでいる企業におすすめのアフィリエイトセンターシステムです。
充実した機能面はもちろん、より詳細な計測ができるのが魅力です。
特別単価設定機能によって、成約率の高いアフィリエイターの報酬を上げるなどの施策を行えば、より効果的なマーケティングを実施できるでしょう。
プラン | 初期費用(税込み) | 月額(税込み) |
---|---|---|
クラウドプラン | 無料 | 54,780円 |
占有プラン | 1,100,000円 | 165,000円 |
アフィリエイトシステムPRO2
アフィリエイトシステムPRO2は、販売開始から10年の経歴と導入420万件の実績があるアフィリエイトセンターシステムです。
ほかのアフィリエイトセンターシステムと異なるのは、月額制のサブスク型ではなく買い切り型である点です。
そのため、費用をなるべく抑えて運営したい方におすすめできます。
しかし、ブラウザのアップデートなどに対応していないため、すべて自社でプログラムを弄れるエンジニアが必要です。
そのような人材がいる企業は、選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
パッケージ本体価格(税込み) | 59,800円 |
---|
アフィリエイトセンターシステムを比較するときのポイント5つ
アフィリエイトセンターシステムには、提供元によって以下のような違いがあります。
- 形式面
- 機能面
- サポート面
- カスタマイズ面
- 費用面
それぞれの違いについて、詳しく確認していきましょう。
形式面
アフィリエイトセンターシステムには、主に買い切り型とサブスク型の二つの形式があり、それぞれのメリットとデメリットは以下の表のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
買い切り型 |
・月々の支払いが必要ない |
|
サブスク型 |
・初期費用が必要ない |
・月々の費用がかかる |
上記の表を参考に、自社に合った形式のシステムを導入するようにしましょう。
機能面
アフィリエイトセンターシステムを利用する際には、必要最低限の機能があれば十分です。
必要最低限の機能は以下のとおりです。
- アフィリエイターに関する機能
- 広告の管理機能
- 成果の管理機能
- 不正対策機能
これ以上の機能を付けようとすると必要な費用が高くなってしまうため、機能性の高いシステムは規模が大きくなってから検討するようにしましょう。
サポート面
アフィリエイトシステムには不具合やトラブルが発生する可能性があります。
例えば、成果の計測漏れなどが起こると、報酬の支払いが適切に行われず、問い合わせの対応コストが増えたりアフィリエイターが離脱したりする原因になるかもしれません。
そこで重要なのが、サポート面の充実したシステムを選ぶことです。
優れたサポート体制が整っているシステムを選ぶことで、トラブルが起こった際に迅速な対応が可能となり、安心して運用できるでしょう。
カスタマイズ面
アフィリエイトシステムを比較する際には、カスタマイズ面も重要なポイントです。
まず、システムによってできるカスタマイズの幅は異なります。
しかし、大規模な運営を行わない場合は、最低限のカスタマイズができれば問題ありません。
そのため、カスタマイズ面だけでなく、ほかのポイントも含めて総合的に判断し、自社に最適なアフィリエイトシステムを選びましょう。
費用面
アフィリエイトシステムの比較において、費用面は重要なポイントです。
各システムの必要な費用は異なるため、自社の規模感や予算に合わせたシステムを選ぶことが大切です。
初期費用と月額費用をしっかり比較し、自社に適した費用体系のシステムを選択しましょう。
自社アフィリエイトシステムを比較するときのポイントについてのまとめ
今回は、おすすめの自社アフィリエイトセンターシステムと比較するときのポイントについて紹介してきました。
自社アフィリエイトは、ASPに手数料が取られないため、利益率が上がるといった特徴があります。
しかし、システムによって機能や価格は異なるため、自社に合ったシステムを選ぶことが大切です。
ぜひ、今回紹介した自社アフィリエイトセンターシステムの中から、自社のニーズに最も適したシステムを選んでみてください。